大学を選ぶ際は正確な偏差値を把握することが大切

勉強

高校に入学すると楽しい高校生活が始まりますが、その一方で次は人生の大きな山場である大学受験という試練が待ち受けています。

高校受験はさほど勉強しなかった人でも大学受験となれば話は別です。高校受験の場合は偏差値である程度志望校を絞って受験するのが一般的で、どこの高校もそれほど大きな特色はありません。

もちろん最近は私立高校など独自の文化や勉強を取り入れたりして、個性を出している学校もありますが、大学と比べれば比較的画一的なため、選択にもそれほど苦労はないでしょう。

ですが、大学の場合はそのまま4年後の就職活動にも影響するし、4年間で勉強する内容も専攻科目によって大きく異なります。また勉強以外の様々なことを学ぶ場所でもあるため、偏差値はもちろん大学の文化や環境、規模なども含めて総合的に判断する必要があります。

大学で何を勉強したいのか、その先にどんな職業に就きたいのか

高校受験の場合は、なんとなく自分の学力に合ったところを受験していただけの人もかなり多いと思いますが、大学選びは一気に選択肢が増えるため、卒業後の将来のことも考えて選ぶのが良いでしょう。

まずは偏差値で今の自分の状況をきっちりと把握しておくこと、そして残りの高校生活でがんばればどれぐらいまで偏差値を伸ばせるかも視野に入れて勉強する必要があります。

その上で射程範囲内の学校をリストアップして、自分の勉強したい分野を決めることになります。

高校受験の時と大きく違うのは、選択肢が全国に及ぶということです。高校受験の場合は公立高校なら自分の住んでいる都道府県の中からしか選べません。もし私立高校に行く場合でも特別な理由がない限りはたいてい自宅から通える範囲、遠くても隣の都道府県で選択するのが一般的です。

ですが大学の場合、ひとり暮らしが可能な前提で考えれば日本全国から選ぶことができます。そのため自分の学力で選んだとしても、かなり多くの大学がリストアップされることになりますので、その中から時分に合った大学、勉強したい学科のある大学を選ぶようにしましょう。

大学を偏差値で選ぶ際の注意点

ご存じのように偏差値はその試験を受験した受験生全体の得点分布によって決まります。平均点より高い点数であれば偏差値は50よりも大きく、平均点よりも低い点数ならその逆になります。あくまでも受験したグループによる相対的な数値であるということを覚えておきましょう。

また偏差値の場合大手出版社や予備校の偏差値には一長一短があるため、受験生はこれらのことも頭の隅に入れておくべきでしょう。

例えば河合塾、駿台、ベネッセ、東進の偏差値の特徴をまとめると以下のような形になります。

河合塾の場合は2.5刻みであり全体的に大雑把であり、国立大学や理系学部の偏差値が極端に低く出過ぎる傾向が強いです。

駿台の場合は全体的に受験する学生のレベルが高いため、自分自身の偏差値が低く出過ぎる傾向が極めて強いです。

ベネッセの場合は駿台とは逆に、自身の偏差値が高く出る過ぎる傾向が強く、鵜呑みにしてしまうと大きな失敗につながりかねませんので注意が必要です。

東進の偏差値に至っては、大学によっては正確性に問題があるケースが時々あり、中には偏差値が算出されていない大学もあります。

前述の通り偏差値とは受験するグループによって自身の偏差値が大きく変わる傾向にありますので、できるだけ偏らずに自分の実力を把握することが望ましいです。

自分の正確な偏差値を把握するには?

自分自身の偏差値をできるだけ正確に把握するには、大学偏差値ランキング「大学偏差値 研究所」がおすすめです。

こちらのサイトでは、各大学の入試の難易度やレベルをAI(人工知能)が算出しているため、河合塾や駿台、東進、ベネッセの偏差値と比べると、正確性が極めて高いため、大学を決める際にはぜひ参考にして下さい。

もちろん偏差値だけを選考基準にはせず、4年間どんなことを学びたいか、将来どんな職業につきたいかを視野にいれて大学選びをしましょう。

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